吹奏楽部で仕方なくチューバになったあなたに伝えたい、チューバ(低音楽器)の魅力

どうも、AKIです。

GWも終わり、吹奏楽部に新たに入った新入生の方は担当楽器が決まった頃でしょう。

全員が希望の楽器になれればよいですが、なかなかそうもいかないもの。

前回の記事でも、自分が中学校のときに希望とは違うチューバになったことについて書きました。

サックス希望で吹奏楽部に入部した私がチューバになりその魅力にハマるまで

そこで今回は、チューバという楽器(さらにはもう少し広げて、低音楽器全般)について、私が思う魅力をまとめてみます

希望とは違って低音楽器を吹くことになったあなたに、少しでも響くものがあればいいなと思います。

なお、低音楽器については、

縁の下の力持ち

●いないと合奏が成り立たない

などと言われることがあります。

もちろんその通りなのですが、個人的にはこうした視点は、低音以外の楽器の人がチューバのいない合奏を経験したりして感じることだと思います。

なので以下では、私が実際に吹奏楽やオーケストラでチューバを吹く中で感じたことについて書きます。

音楽の流れを支配できる

低音楽器というと、

「主役じゃないから…」

「どれだけ吹いても目立たないし…」

と思う人もいるかもしれません。

確かに、音楽をパッと聴いた時には、高音楽器やメロディーが一番に耳に入ってきやすいのは事実です。

でも、音楽のテンポや音量、さらにはフレーズをどこまでどのようにもっていくかというような音楽の流れは、実は低音楽器が支配していることも多いんですよ。

たとえば、低音楽器なら一度は「遅い」と注意されることがくると思います。

あるいは、「クレッシェンドは低音がもっとたくさんやって」とも言われるでしょう。

ということは、低音楽器のテンポや音量一つで、バンド全体の印象やみんなの吹きやすさって結構変わってくるものなんですよね。

たとえば、「遅い」とよく注意されるチューバ吹きに、

「指揮者を見たり、メロディーを聴いたりして、それに合わせようとして吹いていない?

そうではなくて、試しに自分が一番に出てやろう、バンドを導いてやろう、と思って吹いてみよう」

と伝えると、ガラッと演奏が変わることも多いです

(自分自身も、かつてそのようにアドバイスされてよくなった経験があります)。

花形ではないけれども、自分のさじ加減ひとつでみんなの吹きやすさやバンドの印象にも影響を与える。

低音楽器はそのような力を持った、「影の支配者」的な楽器だと思います。

個人的には、「音楽に詳しくない人にはあまり違いがわからなくても、(低音)楽器経験者に『いい仕事してるなぁ』と言われるチューバ吹き」でありたいと思っています。

ハーモニーがバシッとはまると最高に気持ちいい

コラールなどハーモニーを聴かせる部分では、低音楽器は全体を下から支える役割を担います。

これがバシッとはまると、もう最高に気持ちいいです。

チューバを吹くときには、楽器や唇周り、さらには体全体が振動しています(本当に体全体までしているかはわかりませんが、感覚的に)。

それが、バンドで鳴っているハーモニーと共鳴して、すごく心地よい振動に体全体が包まれます。

吹き始めてすぐに体感するのはなかなか難しいかもしれませんが、チューバの大きな魅力の一つです。

この感覚は、吹奏楽よりもオーケストラの方が体感しやすいかもしれません。

トロンボーンとチューバで作るハーモニー、美しいと思いませんか?

オーケストラのトロンボーン・チューバの抜粋演奏が聴ける検索ワード

譜面は比較的簡単だが、奥が深い

チューバの譜面は、八分音符より長い音符が多いです。

木管の高音楽器のように目まぐるしく動く連符を吹くことは、まずないでしょう。

また、ある程度吹けるようになってくれば、トランペットのように「この楽譜のハイトーンは現時点ではどうやっても出ないわ…」と悩むこともありません。

このため、「音を並べる」だけであれば、比較的すぐにできてしまう人も多いかもしれません

(もちろん個人差がありますので、今できなくても焦らなくて大丈夫)。

譜面が比較的簡単で、特段吹きにくい音域も出てこないので、楽器を始めたばかりの人にとってはとっつきやすい楽器と言えるでしょう。

一方で、ピアノなどをやっていたり、慣れてきたりすると、退屈しがち。

私もそうでした(サックス希望で吹奏楽部に入部した私がチューバになりその魅力にハマるまで)。

しかし、譜面は簡単ですが、良い音を出そうと思ったら一筋縄ではいきません

まず「こんな音を出したい!」という理想を持つこと。

その理想やイメージを持って練習すること。

そんな日々の積み重ねが必要になってきます。

でも、それができれば、素晴らしいチューバ吹きとして一目置かれるようになるでしょう。

楽譜がそれほど難しくないからこそ、このような「音の質」に目を向けやすい楽器とも言えます。

広い視野から音楽を捉えられるようになる

低音は音楽の流れを支配したり、バンド全体のハーモニーを支えたりと、いろいろな役割を担っています。

たとえば、ざっと思いつくだけでも、

●他の低音楽器やティンパニーと、音程やテンポは揃っているか

●トロンボーンやユーフォニアムとのハーモ二ーはバッチリ決まっているか

●ホルン・打楽器との表打ち・裏打ちの関係は、自然に流れているか

●メロディーやその対旋律とも足並みを揃えて吹けているか、メロディーが気持ちよく吹けるような伴奏ができているか

といったことに意識を向ける必要が出てきます。

こうしたことを意識して練習・演奏していると、音楽を広い視野から捉えられるようになってきます。

私がこれまで教えていただいたチューバ奏者は、吹奏楽指導においても素晴らしい成果を残されている方が多かったです。

他の楽器を経験した指導者の方がどうかはわかりませんが、個人的には、低音楽器をやる中でいろいろな楽器や声部、つまりバンド全体に意識を向ける機会が多かったからかなと思っています。

(あるいは、合奏で捕まることが少なかったり、オーケストラではそもそも出番が少なかったりと、他の人が演奏しているのを聴く機会が多かったからかも(笑)。)

いずれにせよ、低音楽器をやっていると、自分の楽器だけではなく音楽全般を見られるようになります。

そうなってくると、音楽がますます楽しくなっていくでしょう。

おわりに

チューバを最初から希望していた人。

最初は希望ではなかったが、やっていくうちにその魅力に気づいた人。

ある程度やってみたけど、やっぱりあまり楽しくなかったな…という人。

いろいろな人がいると思いますが、少しでも多くの人にチューバや低音楽器の魅力が伝わればなと思います。

それでは。

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