あなたはなぜ吹奏楽コンクールに出るの?いち演奏者の考えをまとめてみた

どうも、AKIです。

吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストで良い成績を残せる学校に対して、

「コンクールで勝てる」「強い吹奏楽部」という表現がされることがありますよね。

私はこうした表現に違和感を覚えます。

「音楽って勝ち負けの道具なの?」

「音楽に強い弱いとかってあるの?」って思うから。

今回は、このような考えを持つに至ったきっかけを振り返りつつ、

コンクールやコンテストに出場する目的について、現時点での考えをまとめてみました。

高校でアンチコンクールに

中学のときは普通に「めざせ金賞!」とか言ってた気がします。

金賞がとれたら嬉しくて、とれなかったら悲しい。

審査結果に一喜一憂する、普通の中学生でした。

でも幸いにも、練習が辛くて音楽をする楽しさを失うようなことはありませんでした。

コンクールに対する価値観が大きく変わったのは高校のとき。

当時の講師がかなりのアンチコンクールな人で、ことあるごとに、

音楽は人を感動させるもの。それを勝ち負けの道具にするなんて言語道断」と言っていて。

これを初めて聞いたとき、「あ、確かにその通りだ」と腑に落ちたんです。

「コンクールで勝つ」「強い吹奏楽」などへの違和感も、

間違いなくこの高校時代に培われましたね。

でも、その割にコンクールには参加していました。

舞台慣れ、とか、実力を伸ばすため、とかいう理由で。

「コンクールには参加しないで、サマーコンサートでもやればよかったのでは?」

と今なら思うけど、当時はそんな考えにも至らなくて。

音楽が勝ち負けの道具ではないにも関わらず、

審査されて順位づけされるコンクールに出なければいけないということに対して、

ジレンマを感じていました。

コンクールのないオーケストラに所属

大学では、吹奏楽ではなくオーケストラに入りました。

その大学オケは日本でも有数の規模や実力を誇るところで。

もっと上手くなりたい、この楽団の中で演奏したいと思って、入団しました。

オーケストラには、吹奏楽のように全国の団体が集まるようなコンクールがありません。

だから、「どの団体より上手いか、上の順位か」なんて考える機会も必要性もなくて、

より上手くなりたい」「よりよい音楽を作り上げたい

ということだけを追求していられました。

コンクールに対する現時点での考え

現在は一般の吹奏楽団に所属しています。

上で述べた、いろいろな考えを持つ団を渡り歩いてきた経験から、

今では次のようなスタンスでコンクールに参加しています。

コンクールでは、

・どういう理想の音楽を持っているか? どう演奏したいのか?

・それを実現するためにどういうアプローチをしてきたか?

ということに対して評価がなされると考えます。

どの曲のどんなパートにも、

・こう演奏したら、面白い/活き活きする/美しい/悲しみが伝わる etc… んじゃないかな

・作曲者は、こういう風に演奏してほしいと思ってこの譜面を書いたんじゃないかな

という部分が必ずあります。

こういったこだわりや理想、「~したい」という思いを、

演奏者のより多くが、より多くの箇所に対して持っているほど、

出てくる音楽もより良いものになるのではないのかなと思います。

音を間違えずに正しく吹いたり、音の出だしやピッチを合わせたりするのは、

できたほうが自分たちの思い描いている音楽を表現しやすく、聴衆にも伝わりやすいから。

それから、何より演奏している自分たちが気持ちよくて、音楽に集中できるから。

合わせて形を整えることが最終目標ではないですよね。

これらのことはもちろん演奏会でもできるし、

むしろ人前で披露する以上、演奏会でも追及していくべき。

でも、自分たちの音楽に対する捉え方や取り組み過程を客観的に評価してもらう場として、

コンクールは貴重な機会の一つだなと考えるようになりました。

(それから、少し打算的な話をすると、コンクールという明確な目標があったほうが、

音楽に対する熱意の異なる人とも同じ方向を目指しやすくなると思いました。)

ここ数年の経験でも、

・団員が曲に対して思い入れを持っていて、練習後などに口ずさむ人も多い

・曲を合わせようという動きが団員間で自然と出てくる

・バンドからいいサウンドがしてニヤリとしたり、(いい意味で)ゾクッとすることが多い

ときは結果も良く、

・曲に対する団員の思い入れがあまりない、曲を好きでない人が多い

・自分のパートをさらうこと、譜面を再現することに必死

・パート間でかみ合わない、サウンドが美しくない、合奏が楽しくない

ときには、それなりの結果になっています。

まとめ

賞をとること、上の大会に行くことではなくて、

演奏者がこだわりや理想を持って、良い演奏を目指すことが目標。

そこに自ずと結果がついてくるのだと思います。

音楽家の方々も同じようなことをブログなどで書かれていますが、

これからもコンクールに参加するであろういち演奏者の立場から、まとめてみました。

あなたは、なぜコンクールに出るのでしょう?

それでは。

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