短い音がきれいに響かないのも、音の頭しか見ていないからかも

どうも、AKIです。

前回は、長い音を吹くときに、音の頭だけではなく中身や終わりまで意識してみましょう、という記事を書きました。

長い音を吹いていてつまらないのは、音の頭しか意識していないからかも

今回は逆に、短い音の吹き方について考えてみたいと思います。

とはいっても、結論は同じで、音の頭だけに意識がいっていないか見直してみましょう、ということです。

短い音が響かない

トロンボーンやチューバの譜面には、八分音符くらいの短い音を、一発バシッと決める場面がよく出てきます。

たいてい、フォルテが書いてあったり、アクセントがついていたりします。

あるいは、マーチのホルンなどによく出てくる裏打ちも、短い音を連続的に吹いてリズムに躍動感を出すものですね。

軽快さが欲しいので、譜面にはスタッカートがついていることもあります。

このような譜面で起こりがちなのが、ホールで吹いたときに(あるいは普段の練習場でも)響かず、グシャッとした音になったり、あまり聴こえなかったりすることです。

「聴こえない」と指摘されると、聴こえさせようとして、息のスピードを増やしたり、タンギングを強めにしたりすることで対応する場合が多いです。

それでうまくいくことももちろんあるのですが、逆に音が割れて、汚いと言われてしまうこともあります。

あるいは、いくらやってもまだ聴こえないと言われて、どうしていいかわからなくなったりするかもしれません。

音の長さを見直す

そんなときは、「音の長さ」を今一度見直してみるのはいかがでしょうか。

短い音を吹いていると、どうしても音の頭に意識が向きがちです。

特にフォルテであったりアクセントがついている場合は、音の出る瞬間だけに力を込めるような吹き方になってしまうことがあります。

例えは悪いですが、ドッキリで使われるパイを「えいやっ!」と投げつけるような感じです。

しかし、ここまであえて「短い音」と書いていますが、短いといっても、ある程度の時間の長さがあるはずです。

そこでまずは、その短い音はどのくらいの時間の長さを持っているか? を確認します。

メトロノームをつけながら、その音を声に出したり、テヌートで吹いてみます。

あるいは、まずロングトーンをして、それを細かく区切るつもりで、楽譜通りの長さで吹くのもいいかもしれません。

カステラやようかんのブロックを、一口サイズに切る感じです。

こうして音の長さが確認できたら、その音が持っている時間を十分に使って、頭から終わりまでちゃんと音を見てあげるつもりで吹いてみましょう。

音の響きが前よりも増して、短い音でも聞こえやすくなるのではないでしょうか。

短い音でもハーモニーが聴き取れるか

たいていの短い音は、複数の楽器が違う音を吹いており、何らかのハーモニーになっています。

そのハーモニーがきちんと聴き取れるかは、着目ポイントの一つです。

特に裏打ちでは、短く吹くことを意識しすぎて、音がきちんと響く前に音を切ってしまうことがあります。

そうすると、音の頭(打点)は聴こえても、それぞれの音が持つハーモニーやその進行がわかりにくくなります

まずは、上に書いたやり方で音がもつ長さを確認すると同時に、パート練習など複数人で一緒に吹くときには、それぞれの音のハーモニーも見ていきます。

確認できたら、その響きを保つように、音を短くするというよりも軽快さを出すくらいのつもりで、楽譜通り吹いてみます。

そうすると、音の打点だけでなくハーモニー感も聴こえる裏打ちになると思いますよ。

おわりに

短い音を吹くときには、

●その音って実際どれくらいの長さだろう?

どんなハーモニーが鳴るはずだろう?

といったことに意識を向けて、

音が本来持っている長さや響きに着目してみるとよいと思います。

長い音と短い音、長さや吹いている感じは全然違いますが、音の頭だけではなく終わりまで目を向けるという点では、共通点も多いのではないでしょうか。

それでは。

 
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